歯医者で右上の親知らずを抜歯した体験談

突然、右下の奥の歯茎が腫れてしまい、食べるのも飲み込むのも痛くなってしまったため歯医者を受診しました。

吹田の近くにかかりつけの歯医者があったため、予約して行くことにしました。

痛む場所が歯茎だったため、虫歯では無いと思っていたので予約が1ヶ月先になってしまいましたが、受診日がくるまでなんとか痛みを我慢しました。

歯医者で確認してもらうと、上の親知らずが下の歯茎に当たっている事が歯茎が腫れた原因である事が判明しました。実際に、レントゲンを撮影してみると上の親知らずと下の歯のかみ合わせが分かりました。

虫歯はありませんでしたが、このままだと頻繁に腫れるかもしれないとのことだったため、抜歯を決意しました。上の歯の親知らずは比較的歯並びが良かったため、簡単に抜けるとのことでした。

まずは麻酔を注射して、麻酔が効いてきた頃にとがった棒で歯茎をつついて、まだ少し感覚があったため麻酔を追加して頂きました。

麻酔の確認が終わってから、機械を用いて歯を抜歯して頂きました。
麻酔が効いているといっても音は聞こえてくるので、とても怖い思いをしましたが、痛みは全く無い状態で抜歯が終わりました。

親知らずの抜歯は痛そうと躊躇している方がいらっしゃるかもしれませんが、歯並びが良い場合で上の歯の抜歯の場合は、痛みは全くありません。ただし音は怖いので、耳栓など持参すれば良かったなと思います。

横向きの親知らず1本を2回に分けて抜いたけど…

初めてかかる歯科で治療前にレントゲンを撮ると、必ず言われることがありました。

左下の親知らずが横向きに生えているので、いつか抜かないと前の歯を押し始めると。

歯茎にきれいにすっぽり埋まって横向きに寝ているので、生えてこようとすると前の歯が痛みだしすので、そうなったら抜かないといけないかも知れないとも言われていました。

ある時定期検診で、親知らずが少し歯茎から顔を覗かせているので大学病院へ行って抜いてくればいいと言われたんです。

少しだけ見えている部分から、歯茎を切開しての大掛かりな外科手術になるから、大きな病院でした方が良いというのが、人気も実力もある掛かりつけの歯科医の見解でした。

でも、行き慣れない病院で歯を抜くのは嫌なので「先生が抜いて下さい」と駄々をこねてお願いしました。

先生は、とても困った顔をされましたけど、痛みが出ていない今が抜き時かも知れないからと、渋々了承してくれました。

普通に生えている親知らずは抜いたことがありますが、横向きの親知らずは、その何倍も大変でした。
歯を上に引っこ抜くだけじゃないんですもん。

横向きなので歯の全長の歯茎を切開する必要がありますし、歯茎の中から歯を掘り起こすようにして取らないと行けません。

私は麻酔されているので、ただボーっと口を開けて寝ているだけですが、ググッと先生が抑え込んでくる力加減とか、マスク越しに聞こえてくる先生の荒い息遣いとか、終いには額に汗をかき出した様子を盗み見しているだけで、大変さが充分に伝わってきました。

結局、麻酔量の関係で一度に抜ききることが出来ず、切開した歯茎は閉じられました。
大きく開いた穴をそのままにしておくとのこからばい菌が入って感染症になってしまうので仕方なくと言った感じですが。

2回目は再度同じ所を切開して、残りのもう破片のような部分を取りました。この時は普通の抜歯とあまり変わらない感じで比較的簡単に終わりました。
こんな思いをして抜いた横向き親知らずですが、歯茎も頬も全く晴れなかったんです。

普通親知らずを抜くと頬が腫れるのは当たり前で、ご飯が食べられなかったり、熱が出たりすると聞いたことがありますが、こんな大変な思いをしたのに2度とも本当に何ともなかったんです。

下手したらあごの骨を削らないといけないかも…とも言われていたのを思うと、先生が如何に色々注意を払って手術してくれたのかがよく分かりました。

この歯科が今はもう廃業されてしまったのが、物凄く惜しいです。